中学生からお手紙をもらった件

先日、中学校へ出向き『大人が教えないお金の生み出し方と社会のリアル』というタイトルで講義を行いました。

昨年も同じ内容で中学生に講義しましたが、学校の先生から去年と同じ内容でお願いします! という事だったので、去年と内容は同じで行いました。

講義内容は、あえては出しませんが、結果的に子ども達はこのように悟る。

( ゚д゚ ) 勉強する意味わかったわ! 
マジ勉強するわぁ!

という流れになるので、必然的にこの講義を受けると学校の先生がちょい助かるという感じになるのかもしれない。

と言う事で、お手紙の内容をそのまま出す訳にもいかないので、全文章の一部分抜粋してご紹介します。


今回お忙しい中、講師に来てくださいましてありがとうございました。今日の授業の中で勉強について聞いた時に凄く自分の中で納得感がありました。 他の大人の人達にも勉強は何の為にするのかを話してくれる人は居ましたが、自分の中で腑に落ちない所があり、無理に『未来の為』と自分に押し付けてしまっていました。
今回のこの授業を受けていなければ、自分で勉強しようとは思わなかったと思います。他にも色々な働き方や会社に勤めた時のメリットなどを教えて頂きありがとうございました。

誰かに言われてやらされていた勉強から、自分の目的の為のツールとしての勉強。その目的と手段を理解して取り組めば、学校の知識は価値あるモノになるし、勉強ができているという時間を最大有効することができるね(´∀`)

何に対しても本気で取り組む山下先生はかなりカッコいいです。正直シビレました。
また機会があるのなら今度こそ、質問したいです。今日は本当にありがとうございました。

ありがとうぉ~。 
女性には全くモテないけど、結構同性から好かれるケース多いのはなんでやろう。(´∀`)

目標に向かってどの様な行動をすれば良いかを考えて、行動する事を心掛けて行きたいです。様々な知識を身に付ける為に「今」を頑張って勉強する事が重要だと分かりました。これからの人生をより良くするための学習になりました。色々な事を教えて下さって本当にありがとうございました。

これまでや、学校で教わるのは、今から未来に向けての考察が一般的だけど、本当は未来から今に向けて考察するのが本来のやり方。
今できる事…ではなく、今やらなけばならない事が何なのかを考える事が大事だね。

それぞれの能力を生かす事の大切さしりました。
また社会は常に変化しているので、自分も何が大切なのかを知り、状況に応じて変化できるようにしたいです。こういった事を中学生の時に教えて頂き、とても感謝しています。本当にありがとうございました。今できる事をして、世の中の役に立つ仕事をしたいです。

この社会は様々な多様なスキルによる互助によって成立している世界。
だから多様性が大事だし『違いを認める』というお話だったね。社会の変化にアンテナを常に張り、その中で自分のスキルがどの様に役立つのかは、大人になっても考え続けていかなければならない事だから、大事だね!

ビジネスにおいて仕組を作り出す事や敬意をシッカリと表す事や、思うだけでなく行動することが大切だと分かりました。
何か行動をしたら結果が見えてくる…。だからやろう!ではなく、結果を見据えて、考えてから行動する事の大切さを学びました。
今回学んだ事を頭にいれて、これからの事に自分にそして家族や友人、それ以外の人に役立つ事をしようと思いました。本当に2時間の講座ありがとうございました。

目的と手段をシッカリ理解する事。 そして1人の力では直ぐに限界がくるから、他の人の力を得なければならない。だからこそ相手に対して敬意を払う事は何より大事だし、信頼関係があってこそ成り立つものだから、好きと思うよりも、好きだと言っちゃおう!いい事は口にだして言わないとね!

今日教えてもらった事は、多分もう教えてもらう事は無いので、忘れずに将来に生かしたいと思います。僕は仕事に就かなくてもアルバイトで良いんじゃないの?と思っていましたが、今日の話を聞いて、正社員の方がメリットが多いと知りました。
先生が『思った通りになるのではなく、行動した通りになる』と言った時、確かにそうだな!と思いました。行動しなければ何もできないと思いました。

時給換算すると一見してアルバイトは有用に見えるけれど、付帯する社会保障は大きいし、会社が半分負担する健康保険等、会社に払わせることがデキる。自分だけじゃなく結婚した時に、子どもや嫁の保護処置としての扶養控除等、税金面で有効になるね。目の前の金額よりも、全体像に目を向けて選択する事が大事だね。

仕事の面で大切な事、普通の人が教えてくれないような事を教えて下さり、本当にありがとうございました。
僕は『ここまでだろう』や『これは絶対無理』という風に自分で決めつけてしまっていたり、あまり考えずに行動していたので、これからは将来の為にやっていると考えながら勉強したり自分も相手も損しないような行動をしていきたいです。
そして自分の限界を決めない様にします。

自分の限界というのは、自分が思うよりも結構大きい。
自分で自分の可能性に蓋をしてしまっている事が多いから、まず限界突破を目指そう。その上で、さらに上へあがる為に人への協力も必要だね。


他にも何枚も頂いておりますが、一部分と言う事で、抜粋させて頂きました。

なんであれ、子どもの時というのは、目線がどうしても狭い。狭いから見えないという弊害があります。子どもだから能力が低いという事は無い。問題の本質が見えない事なら見せてあげれば良いだけの話で、見た上で、自分達で考え歩む事が大事であり、その歩みの中で、命を落とすような失敗が無い様に見守るのが大人のすべき事であり、過度な過干渉になって子どもの考える力を失わせるのは、とどのつまり、子どもを信頼してないからに他ならない訳で、それは教育というのとは違うという事になります。

教育って、教えるというイメージがあるけど、その後ろに着く『育む』というステップが凄く軽んじられている様に思います。

物事の理解は、インプットとアウトプットであり、習得の必須にはアウトプットを如何に繰り返すかが大事というのは何となく理解してもらえるのですが『教育』という言葉でいえば、『教』がインプットで『育』はアウトプットになるので、知識を詰め込みだけさせる状態なんて、アヒルや鴨に強制的に餌を与えて、フォアグラを作るようなモノで、少なくとも私は自分の子どもにそんなフォアグラのアヒルような生活をして欲しいとは思わないです。

フォアグラを食べる事で喜んでいる人も未だにいるんでしょうが、世界中で動物虐待で禁止事項になっているし、そもそも 命を頂くという食事に対して、一時的な味覚の快楽の為に強制的に太らせそれを喜んで食べるというのは、私的にまさに人間性の汚い部分が生み出した食材とも言えます。

それと同じ事を『教育』という名のもとにしてしまっているケースがかなり多いので、子ども達には、リアルの中で、考える事、選択できる自由がある事、自由に使える時間がある事…。 様々な恵まれた今に対して、改めて考えて貰う授業となりました。

(´∀`) とりま勉強頑張れ!

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