私が限られた子にだけ教えるお金の授業

先日、中学校へ出向いて、仕事やお金についての講義を行ってきました。

一般的に『お金の教育』なんて言うと、株価が~投資が~お金の歴史~ みたいな、なんというか、そういう物理的なお金の事、いわゆるファイナンシャルプランナー的な事務的な知識というのかな。そういう事をイメージするかもしれません。

でも、教育者が私です。…

だから、当然そんな 上辺な授業なはずがないやん!

どの株が上がるかどうか? なんてのは、その会社に介入でもしない限り、ギャンブルに近い。特にFXに至っては完全な投機な訳で、プロトレーダーと、チンパンジーと勝負しても、互角という実験があるくらいで、未来を予測するのは、勉強量と、自分のペースで売買がデキるという時間を味方に付けなければ難しい。

でも、そんなテクニカル的な事を指している訳ではありません。

お金とは非常に感情的なモノです。 だから『感情』と『思い』が何より大事で、お金はその人の特性を増幅する効果を持つので、賢人が持てば好循環で動き、愚か者が持てば、他者を傷つけ、所有者を潰してしまうモノです。

だから、お金を持つ事は大切ですが、その前に『持つに値する人間性』というモノの教育が合って然りなのです。 

その基本を知らず、ただただ、良い学校・良い会社で安定した給与という事をゴールにしていて、人生を潰している人、一杯います。 無知なのにビジネスを買って破綻する人とか…。

中学校で教えたのはたった2時間しか無かったので、もう早送りの様に、 お金の基本系。感情の事、税の事、法律の事、生み出す様々な方法 etc…。

この学生たちに会う事はもう無いけど、ちょっとでもきっかけになってくれたらと思うのだけど…。

後はHEARTSのちびっ子に限られる事になる。

とはいえ、HEARTSのちびっ子だからといって、全員に教える事はしないのです。
学ぶ準備がデキた子。 学ぶに値する子にだけ、この知識は授けられる。

これまで教えたのは、私の子を除けば、生徒では1人だけです。

この子は、アホ程 頭が良く、良すぎて 学校の先生が対応できない領域になりすぎて、毎回色んな独自で生み出した方程式を私に紹介してくれます。 現状の方程式に疑問を持ち、自分ならこう組む…みたいなのをホワイトボードに書いて解説してくれるのです。
それでいて、頭の良さを一切出さない。 何についても謙虚で学ぶ。

先生が対応できない領域に居る、大人が対応できない事に不満。
独自に方程式を考える…。

なんか、自分の子どもの時を見てるようで

( ゚д゚ ) もう、うちの子になれ! と思う程、面白い 小学男子でした。

この子に教えたのは、頭が良いからではありません。『素直で謙虚』だからです。

学ぶ事の基本系がデキていて、尚 お金を持っても安定して論理的であり続けられると判断したからで、小学校5年生でしたが、私としては100万を彼に預けて、運用してくれ…といっても、心配しなくて良い。

記帳する事、為替の原理を教えて、日々のニュースで毎日 $の動きを追って、報告してくれて私と会話が成り立つのですから、中途半端に大人に渡すより、余程安心できます。

お金が欲しい!それは何故か?

子どもと話していて、『お金が欲しぃ』という子が殆どです。 
(´∀`) 大金持ちになりたぃ~! 欲しいモノ一杯買えるもん~! 楽して金持ちなりたいぃ。

( ゚д゚ ) はい。残念。君には、学ぶに値しないし、大金を持っても不幸になるから辞めとけ。

という事で、こういう子には教えません。

お金を持つ者に必要な事 第一章

『なぜ、お金持ちになりたいのか?』

これに明確に答えられなければ、小金は稼げても、それ以上にならない。
絶対に必要となる『なぜ』を理解しなければなりません。

例えば、スーパーマンの様に、空も飛べ、圧倒的なパワーというモノがあるとしましょう。
その気になれば、若干の時間を戻す事がデキるという神を超える力です(笑)

目的が、圧倒的パワーを持てる事。 圧倒的パワーが持てたら良いな。
これではダメなんです。

圧倒的パワーで、何を成したいのか。 という具体性がなければダメです。

お金はツールです。 ツールを持つ事に満足では、ただ道具だけ持ってるだけで、人間性が育ってないと人の多くは、怠惰と破壊にそのツールを使いがちです。

宝くじで急に大金持ちになった人が、短時間で人生を詰んでしまうというのがこれです。

その力で、世界征服をしようとするのか、救済に回るのかはともかくとして、どちらにしても、絶対的な、強力過ぎても良い位の『なぜ』が必要です。

その力を得た先を見ているのか、見えていないかは全く違います。

お金持ちになる事が目的であっては意味が無いし、意味を成さない。
お金持ちになった自分が、成すべき事は何なのか? ここを当たり前に理解できていて初めて、第一歩を踏み出せます。


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