最近、HEARTSの生徒の学生チームがテストがおわた~! って報告してくれたり、塾の先生をされている生徒さんも、今学生が試験中とか試験前とか色々教えてくれて学生の状況を知ります。
私も学校のテストって嫌いでしたね。
というよりも、学校の授業が嫌いでしたね(笑)
だって、内容が浅いんだもん。(゚∀゚)
深く追求して学ぶと、そこはやらない範囲とか、先生が分からないというジャンルになってくる。
( ゚Д゚)ハァ??
なので、私は教育者に恵まれなかったので自分で学んだタイプ。
学校のテストは、鉛筆転がして決定。
専門書を読んで大学生とか、大人が読む本を読んで勉強していた中坊時代。
( ゚д゚ ) 圧倒的ワガママ!!
仕方ない! なぜなら B型やからや(笑)
とはいえ、自分の子どもが居たらちゃんと勉強はやらす。
基本、学校教育の2年先をやってトントンという所だと思っている訳です。
この2年先を習得しているというのは、2年先をやったらエライねぇ~!ではない。
最低限 2年という時間を先に得ているという時間を買っているようなモノで、その2年間で留年するでも、先に進むも、他へ寄り道するも、時間を得る事がデキる訳で、学習指導要領の内容を該当年齢でやっているというのは、そうした時間的・知識的な貯金がゼロという事になる訳なので、HEARTSに来ているお子さんがいる生徒さんには、たまに話す事があります。
とりあえず、クラスでTOPを取れ! と言いますが、これは目に見えて分かりやすいからというだけで、別に他人と比較する必要など全くないんですが、子ども目線で、見えるもの事で分かりやすいのがテストの点数という事になります。
とはいえ、私が目指すのは、そんな点数という数など、ぶっちゃけどうでも良くて、そういうのは後からついてくるものなので、本当に欲しいのは…。
『目的意識』
なんです。
漠然とした行動には、どうしても疑問や矛盾が発生する。メンタルに。
人の行動の多くは、無意識だけど『何かをする』というのは意識下での行動なので『何か』の前提の『目的』が無ければ成立しない。
だけど、子ども達は生まれて、なぜかいきなり勉強が始まり、なんか分からんうちに勉強してないという理由で怒られたりする。
(゚Д゚)ハァ?
純粋にこうなるよねw
だから、私は勉強の前に、目的意識をシッカリ根付かせてから学ばせるのです。
中学生くらいになって、ある程度、知恵が安定してくると、何の為に勉強するの? と聞くと、『将来の為、1人で生きていけるように』って言ってくれるけれど、それに対して『じゃぁ、君の将来って何なの?どんななの? 5年後どうなってるの?』って具体的に一歩踏み込むと
( ゚д゚ )??
となる。
大人からの受け売りをしてるだけで、まだ具体的に何も考えられない。
社会の仕組みを知らないし、それを教えられてないから当然そうなるのもわかる。
だから、社会の仕組みを説明する。
年齢による法律の事。 税金の事。 働くポジションによって、その税法も変わってくる事。
労働形態の事、職業・職種による需要と供給。お金の仕組みや投資・詐欺・ワールドワイドでの事情とか…。
こうした、ぶっちゃけ学校の勉強よりも大事だと、私は思ってるけど、大人が教えない事についてホワイトボードで解説する。
それで、自分が何故学ぶ必要があるのか、学べる時間がある今、やるべき事は何かと目覚める学生もいるし、 そこから何も学ばない子もいる。
なので、これまでの人生の中で、一番影響受けた人!と私の事を言ってくれる小学生も居る。
とはいえ、ごめんだけど、そこから何も学ばない子については、チャンスを得られない子なので、それ以上は教えない。学校のテストガンバレとしか言えない。
ただ、学校のテストでオール100点を取った所で、学校や、親は喜ぶけど、他人は無関心だし、銀行はお金を貸さないよ とだけは言っとく。
ここまで書くと、学校で勉強する事を否定している様だけど、それは違う。
勉強は全てにおいて、最重要事項だし、知識が無い人間が騙される。自分の身を守る為に必要だし、行動を促すのも、多様な知恵が必要となる。
何より、学校で学ぶというのは、それが公立であれ、私立であれ。
コスパが高い。 行っておいて損はない。
ただ、点数で全てを評価しようとする所に難がある。
IQを計った所で、ただの数字で何も意味を持たない。
そこで、私の子どもに対する教育の基本は
熱量( ゚д゚ )!!
いわば、情熱というやつですね。 この情熱というのが先ほどいった、別名『目的意識』から生まれる熱量であり、この熱量があれば、努力する事も、嫌な事なら逃げださない忍耐を生み出す。
『やりぬく』という結果を生み出す『熱量』が最重要で、勉強するとか、そういうのは、そもそも熱量があれば、勉強とはただのプロセスであり、何も嫌々ノートに書いて、復習して…なんてしなくても、本1冊読めば、全部頭に入るのであって、本の内容が正しいか、トライ&エラー を繰り返して、さらに体得していくモノ。
子どもの内は、この熱を発生させやすい。
年齢を重ねていくと、発生そのものが難しくなる。
備長炭でもそうですよね。最後の方になってくると、燃えなくなってくる。
おっちゃん とかと会話していると『昔はワシもこうやったんや!』って言う言い方します。
そういうの私、あまり好きじゃないので、人に聞かれない限りあまり過去については話ませんが、私にも『昔はこうやったんや』のネタくらい、いくつもありますが、過去がどうだったなんて、どうでもいいじゃないですかね(笑)
過去の栄光よりも、現在、未来にどこまで目線を向けているかの方が、魅力的です。
ちょっと話それましたが…。
熱量 というのは、色々なスキルの総称です。
行動力・探求心・創造性・やりぬく力
その源は、熱量(情熱)です。
映画『バケモノの子』で、師匠の熊徹(くまてつ)が、主人公の男の子に教える時に
『心の中の剣が重要なんだよ!』
っていうシーンがあります

男の子は、なんだそれ! と理解しようとしませんが、私の見解では、その『心の中の剣』がいわゆる熱量のそれと思っています。
何とかしたい! 誰かを助けたい! こうありたい! 熱量は心の底から湧き上がる願望から発生するモノなので、全てを与えられてしまった子達には、中々生み出せにくい。
満たされ過ぎてしまって。
なので、私は

崖に落とす
まぁ、本当に雪山のゲレンデで山頂から落とす時もありますけども…。
基本的に大人の世界に落とすという事ですかね。
つまり、子ども用という可愛くデフォルメされた世界ではなく、リアルに大人がやってる世界と同じルールと世界で体験し、実践させる。
例えば、株式について教えたければ、教える様のキットなんか使わず、子ども用NISA とか使って自分で運用する事で、日経に興味を持ち、アメリカの動きを追うという事が自然と身に付きます。
得た利益を自分の無駄遣いに使うのか、再投資に回すのか…。 それも経験。
人は、夢の世界のメチャクチャな世界でも、その夢の中で短時間で順応します。
それは大人も子どもも関係なく。
人の順応能力というのは非常に高いのです。
大人が、子どもだから…と思っているうちは、 子どもは子どもでしか無く。
子ども用知識の 枠を出ません。
子ども達がやるオンラインゲームの難易度は、実社会の大人ルールに非常に近い。
あれを普通にやれるのだから、なぜリアルでそこまで過保護に、子ども用としてしまうのか今一つよく理解できませんが、デキる子はドンドン伸ばせばいい。
でも、スキルだけを上げる事は目に見て分かりやすいけれども、それと同時に同じ位重要な事。
それが、相手に対して敬意を払う事。
ここをないがしろに育て過ぎ。
という事を、スーパーで走り回る子どもを見たり、進学系の塾の帰りの電車の中で走り回る子を見てると、可哀そうな子どもやな。って思うのでした。
学ぶ機会を得られないまま、大人になる事に。