情報の見せ方・捉え方

ですので、当然にこの円グラフはそうした、円グラフのルールガン無視で作られている訳です。
こんなの会社の資料で出したらぶっ飛ばされます。

それでも、めちゃくちゃな表現をするのは、番組として、持っていきたいゴール的なモノを視聴者に誘導させたいからが目的です。

そもそも、番組そのものが捏造されている事は普通にある話で、だから私はドキュメンタリー以外テレビから情報を収集するという事が無いし、見ないという理由なのです。
フェイクニュースに時間を取る程、暇ではないので。

さて、今回のグラフを所定の内容で再現しなおすと、どうなるのかというと、せっかくなので、Illustratorでテレビ画面そのものも再現してみますと、こうなります。

これで、とりあえず、300人のアンケート内容として、3択あるという前提で、作るとこうなります。

とはいえ、これは見やすいデータとは言えません。
なぜかというと、中止すべき と開催すべき。 という 設問に対して、YESか、NOか…という部分ではOKなのですが「さらに延長すべき」という条件付きという、YES/NO とは違う設問が混同しているからです。

本来、こうした別の設問を1つのグラフ内に入れるべきではありません。それは相手の判断をうやむやにする場合に使う手法だからです。つまり、論点をすり替えるという事ができるからです。

ですので、もし、オリンピックを中止というのが町の意見です…という思いで作るのでれば、こう加工すべきです。

これにより、本来の上の設問『オリンピックは来年の夏に開催すべき?』という設問に対して、中止という以降が盛り込まれます。

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